手荒れ注意報(1)2010.10.17
皮膚科の診療をしていると男女年齢を問わず、最も多い疾患の1つがいわゆる「手荒れ」といわれるものです。
乾燥の季節になり、当院にも手あれでお悩みの方が多く受診されております。亀裂・かゆみがつらいですよね・・・
一言に手荒れといっても、原因となる疾患は様々です。
代表的な疾患としては、
1 接触性皮膚炎(かぶれ)
2 主婦湿疹
3 アトピー性皮膚炎
4 異汗性湿=汗疱(かんぽう)
などがあげられます。
これらのうち、季節に関係なく、意外に多いのが接触性皮膚炎です。
理・美容師のシャンプーやパーマ液、医療・福祉従事者の消毒液などの薬品やゴム手袋、植物を趣味や仕事で扱う方などにみられます。
また子供の砂遊び、ブランコ、鉄棒などが原因になることがあります。
「たかが手荒れ」と放置せず早めに皮膚科を受診しましょうね。