Loading...

しみについて(4)~肝斑の注意点~2010.08.21

すべてのシミ予防に関係がありますが、紫外線対策は必須です。肝斑の症状も紫外線で悪化します。屋外では帽子や日傘、サングラスなどで紫外線をカットしましょう。屋内でも紫外線の影響を受けますから、日焼け止めは、部屋にいるときに塗ってくださいね。

さらに、ストレスがかからない生活を送るようにすることも必要です。ストレスをはじめ、寝不足など不規則な生活により女性ホルモンのバランスが崩れると、肝斑の誘因になったり、悪化につながることも考えられます。

また、皮膚への過度の刺激もシミの原因や悪化につながります。もちろん肝斑の場合も例外ではありません。洗顔やフェイスマッサージなどで必要以上に激しくこすったり、余計な摩擦を与えないように注意しましょう。

皮膚への刺激という意味では化粧品にも気をつけましょう。使ったときに少しでも違和感があるなら、使うのをやめましょう。ピリピリっとした刺激によってシミが増えることもあります。

たとえばファンデーションの場合、のびをよくする、水に強い、化粧持ちをよくするため、原料に防腐剤や界面活性剤などが含まれているものもあります。こうした物質や油分の酸化が肌への刺激となり、シミになることもあります。

また、こすってメイクを落とし、さらにそのあともゴシゴシと洗顔をするのはシミによくありません。強い力でマッサージを行なうことも肌にかなりの刺激を与えます。さらにクリームを使ってマッサージをしたあと、そのクリームをペーパーなどでふき取らなければならないとすれば、二重のダメージを与えることになり、結果的にシミの原因になることも少なくありません。

内服などで肝斑のシミが治ったとしても、再発しないというものではありません。肝斑は、女性ホルモンやストレスが発症の原因であるといわれているので、再発する可能性はあります。規則正しい生活を送ること、食事のバランスなどにも気をつけるとよいかもしれません。

神谷ひふ科|岐阜 皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科
診療時間表
© Copyright Kamiya Dermatology, All Rights Reserved.