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シミについて(1)2010.08.08

開院してから1ヶ月経ちましたがシミのご相談は多く、男女問わず悩んでいらっしゃる方が毎日受診されております。

シミという言葉は俗称であり、実際には多彩な疾患の総称になります。肝斑,雀卵斑(そばかす)、老人性色素斑、脂漏性角化症、炎症後色素沈着、などがあります。この中で最も多いものは老人性色素斑です。顔・手・足に見られる円形のくっきりした茶色の色素斑です。
このシミができる原因は紫外線です。組織を見ると表皮にメラニンが蓄積しています。
ではメラニン色素はなぜ蓄積しているのでしょうか?
私達の皮膚はいくつもの層で成り立っていますが、基底層という部分に存在するメラノサイトが紫外線によって刺激を受けると防御機能が働き、活性化することによってメラニン色素が作り出されます。通常メラニン色素は皮膚のターンオーバーによって排泄されるのですが、作られ過ぎると排泄しきれずに残ってしまい、それが表皮にたまってシミとなります。それと同時に加齢によって代謝が落ちて、ターンオーバーがスムーズに行われにくくなる為、うまくメラニン色素が排泄されず、シミの原因となります。年齢とともにシミが目立つようになるのはこの為です。
治療については次回お知らせしますね。

神谷ひふ科|岐阜 皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科
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