「肌に良い食事ってありますか?」2017.03.10
3月に入り花粉皮膚炎やニキビの患者様が多くいらっしゃいます。
診察時よく質問されるのが
「皮膚病に効く食事はありますか?」
「肌がキレイになるには何を食べたら良いですか?」など食事の内容についてです。
残念ながら昔の医学部では栄養学について学ぶ機会がなかったのですが長年皮膚病を診察していると食事指導の重要性を感じます。
TVなどでは「これを食べて皮膚病が治った」など、さも一つの食品を摂れば病気が治るような報道がされていることがあります。
もちろん栄養豊富な食材を積極的にとることも大事ですが、まず取り組むべきは「引き算」だと思っています。
インスタント食品や添加物を多く含む食事、油や塩分を多く含む外食には気を付けましょう。
また家で食事を作る際にも原材料表示を確認し、理解できないような成分を含むものは使用しないように気を付けましょう。
揚げ物など油を大量に含むものは避け、炭水化物、糖質、脂質の偏りを避けましょう。
おやつは糖分の多いものを避けてくださいね。
治療を行うのは医者だけでなく患者様との二人三脚です。その意識を持っていただいて努力している方は治療がうまくいくことが多いです。(特にニキビ治療においては大切ですよ)
患者様を指導する立場上、食事にはかなり気を使っています。
私は朝食はしっかり摂るので早起きして4品は作るよう心がけています。朝から野菜を刻むのが大好きなので野菜や果物が多くなってしまい、やや糖質過多かなと反省しています。