当院ではニキビの患者様が多く来院されます。今年の夏は猛暑のためか、ニキビの患者様が多いように思います。

ニキビの始まりは、 毛穴の出口が角質でふさがり、中に皮脂がつまった状態です。これをコメドまたはめんぽうと呼びます。 一般には白ニキビと言われているものです。
中にたまっている皮脂が毛孔を押し広げ、 毛孔が解放されて空気中の汚れなどがつくと、 表面の部分が黒くなって、黒ニキビと呼ばれるものになります。
毛包内のアクネ桿菌というばい菌が皮脂を分解して炎症を起こすと、 赤いプツプツができ、やがて膿を持つようになります。

大人になってからの女性のニキビは、 アンドロゲンというホルモンが原因です。 大人のニキビに悩む患者さんは、思春期にはニキビができていなかったのに、 大人になってからニキビが悪化したという人が多くいます。

このホルモンは副腎や卵巣から分泌され、皮脂の分泌を高めたり、 毛穴に角質をつまりやすくしたりしてニキビを悪化させます。 またメークの落とし方が不完全だったり、 加齢によって角質のターンオーバーが遅くなって 毛穴がつまりやすくなったりするのも、 大人の女性のニキビの原因になります。
できてしまったニキビを隠そうとして、 ファンデーションの厚塗りをするのも、ニキビを悪化させる要因になります。
ニキビでお悩みの方は早めに受診し、信頼できるドクターと二人三脚で治療を継続していきましょうね!!