6月に入り汗ばむ陽気となりましたね。
あせもの患者様が急に増えたように思います。

あせもは汗の管がふやけたり，汚れでつまることによって，汗の排出が妨げられることが原因でできます。
汗の腺がつまった状態でたくさん汗をかくと，汗の管が破裂し，汗が周囲の組織に漏れ出して炎症を起こし，赤くなって痒みを生じます。

幼小児期は哺乳後，泣いた後，睡眠前後で汗をかきやすく，あせもがひどくなりやすい傾向があります。高熱を出している方や高温下で作業している方にもよく見られます。

治療法・・・当院ではアセモ水を処方しております。炎症がひどい時には弱めのステロイド外用剤を、化膿している時には抗生剤入り外用剤を処方します。

対処法・・・夏はクーラーを使用するのも一つの方法です。また冬場でも不必要な厚着によって，あせもがみられます。どの程度，汗をかいているか，直接さわって確かめてあげましょう。吸湿性のよい木綿の肌着なら，汗が容易に蒸発して，あせもの予防になります。