Loading...

夏のやけどに注意しましょう!2016.07.25

子供たちが夏休みに入り、夏本番という時期になってきました。
海に山にレジャーにとアクティブに活動する方が多いと思います。

この時期増えてくるのが意外なことに「やけど」の方です。

バーベキューグリル、花火、線香の火などを使う機会がある場合はもちろん気をつけていただきたいのですが食べ物や飲み物、ヘアアイロン、日焼けなどが原因になることも多いようです。
(稀ですが保冷剤による凍傷もあります)

やけど治療の基本はクーリング(冷却)です。流水で10~30分冷やしてください。
やけどはその深さによってI度熱傷からIII度熱傷に分類されます。

I度熱傷はやけどをした部位に赤みがある状態のやけどを言います。
このやけどは傷跡をのこすことはありませんが炎症を抑える作用のある軟膏が有効です。

II度熱傷は水疱(みずぶくれ)ができるやけどですが大きく2つに分類されます。
II度熱傷のうち浅いものを浅達性II度熱傷と言い、医師の治療を受けるとふつうは1-2週間で治り、多くの場合瘢痕(きずあと)を残さないことが多いやけどです。
それよりも深い深達性II度熱傷の場合には適切な治療を受けても治るのに1ヶ月以上かかり瘢痕(きずあと)や瘢痕拘縮(ひきつれ)をのこすことが多いです。

III度熱傷では皮膚の厚さ全てが熱による傷害を受けるので基本的に入院して植皮術などの外科的治療が必要になります。

放置しておくと細菌感染がおきたり、浅いやけどでも深いやけどとなり治るまでに時間がかかったりきずあとを残すことがありますので、

早期に皮膚科専門医の治療を受けることが大切ですよ。

神谷ひふ科|岐阜 皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科
診療時間表
© Copyright Kamiya Dermatology, All Rights Reserved.