「舌なめ皮膚炎」を知ってますか?2013.10.23
空気が乾燥し、スキンケアも保湿モードになってきました。
我々大人よりもお子様は肌が薄いため、空気の乾燥に敏感に反応するようです。
口周りにかさかさ・赤みが出現しひりひりするため口周りをなめる「舌なめ皮膚炎」は乾燥による疾患です。幼児学童の男児に多く見られます。
指しゃぶり、爪噛み、舌舐めずりなどの子どもの習慣による疾患ですが、それを止めさせようと子どもに注意するのは逆効果になる場合が多いです。
一般的には、1日数回の弱ステロイド外用薬と保湿剤の塗布が良いですね。
それに加えて、昼間に紙マスクを着用させると、口唇周囲の湿度が増すため、痒みが軽減し、舌なめそのものが減少します。
子どもの場合、薬を塗ってもすぐに舐めてしまうため、入眠後に塗ると有効です。