肌のクスミ、シミが、 肌に残った物質の化学的な刺激から起こることがあります。
特に夏にかけての紫外線の強い時期には、 肌に残った化学成分と日光が原因となってシミができることがあります。

化粧品は紫外線にあたっても安全なように配慮されていますが、 それでもクレンジングクリームを使ったあと、 ふき取っただけで寝てしまうと、シミができることがあります。
クレンジング剤には乳化剤や洗浄剤が入っていますが、 これらの成分はすぐに洗い流すものだという前提で配合されているものです。 肌に残したままにしておくと、 長い時間のうちには皮膚障害をおこしてしまう可能性があります。
クレンジングのあと化粧水でふき取るだけ、という製品があります。しかし年齢とともに皮膚の防御システムが衰えてきますから念のため洗い落としておくほうが安全です。 マッサージクリームなども同様で、使用後は必ず洗い流してください。

肌のクスミやシミができるまでには一定の時間がかかります。 トラブルを未然に防ぐには、 肌に残ったものを完全に洗い流すことが必要です。

また植物や果物に含まれているものが肌に残ればシミの原因にもなりかねません。
パセリやイチジク、柑橘系の果物などに含まれているソラーレンは光毒物質と言われていて、それが皮膚に残っていると、紫外線があたったときに刺激反応を起こし、そのあとがシミになってしまいます。

これらは、一度にたくさん食べたり飲んだりして日光に当たるとシミ・くすみになるので注意が必要です。